大学院修士課程修了後、東日本旅客鉄道株式会社に入社。主に運輸車両系の業務に携わる。組織変革の実践経験を活かし、株式会社スコラ・コンサルトに入社。製薬、精密機器、自動車メーカー等で、社員の考える力・チームワーク力を引き出し、働きがいを業績向上につなげていく支援と組織風土の定量化項目の作成・実施・分析をおこなう。
2009年、組織・個人の「らしさ」を活かすことを理念とした、株式会社これあらたを設立。自営業・中小企業・上場企業、士業・教育機関など、規模・業種を問わず、経営変革、組織風土改革、従業員意識調査、ICT活用(セキュリティ教育、クラウド活用など)、など幅広い支援をしている。
趣味は、源泉かけ流しの温泉旅行、国内外の競馬観戦。
経歴
- 1979年 東京都渋谷区生まれ
- 1997年 立教中学校・高等学校(現立教池袋中学校・立教新座高等学校)卒業
- 2001年 東京理科大学 理工学部 情報科学科卒業
- 2003年 東京工業大学大学院 社会理工学研究科 価値システム専攻 修士課程修了
- 2003年 東日本旅客鉄道株式会社 入社
《 車両メンテナンス(浦和電車区)、車掌(宇都宮車掌区)、輸送指令(東京総合指令室) 》 - 2007年 株式会社スコラ・コンサルト 入社
《 組織風土改革コンサルタント、組織風土アセスメント(従業員満足度調査)設計・分析、社内情報システム設計担当者 》 - 2009年 株式会社これあらた 設立
- 2010年~2021年 株式会社久留真家(父創業の宅配弁当店)代表取締役、会社解散にともない退任
メッセージ
長い付き合いのある方々の多くにいわれることがあります。それは、「キミはとにかく第一印象が悪かった。」クライアントさん、学生時代の同級生、社会人になってからの同僚、趣味の友人。長い付き合いの人には思い返すようにいわれます。若気の至りではありますが、生意気に色々と言ったことを覚えています。一方、それでも付き合いを続けてくれる理由としても、共通して言われるものがあります。それは、「ウラ、オモテがない。」自分にとって、ウラ、オモテがないと言われることは最大の褒め言葉で、このように言っていただけるのは大変嬉しいことです。年を重ねた今、逆にウラ・オモテのある自分になっていないか、気をつけていこうと思っています。
いずれにしましても、これらすべてが私の「らしさ」です。「らしさ」というのはそう簡単に消せるものではありませんし、人間は「らしさ」を発揮しているときほど、前向きで能力を最大限に発揮できるものです。実際、様々な企業にお伺いして思うことは、たとえ業績が悪かろうとも、社員に活気があり、色々なアイデアを出し合ったり、各人の仕事のしかたが認められ、尊重されている会社は、追々業績が伸びていっているいうことです。いくら業績がよくても、社員の活気がなかったり、自分の考えや個性を打ち消してたりしていることが明らかにわかったりする会社は、徐々に衰退していくということです。
所詮、企業は「人」。どんなにICT化が進もうが、リモートワークが進もうが、人それ自体が心身ともに健全であり、コミュニケーションが良好である必要があります。この点が欠けていると、水面下で問題が進み、手のつけようがない状況になってから問題が顕在化するような企業になってしまいます。私は、従業員意識調査・分析とICT活用をメインツールとして企業の支援をしている中で、「らしさ」という観点を重視しています。従業員が「らしさ」を発揮し、提供価値を最大化させることで、実質的なコスト削減と組織の問題解決力の向上に寄与できるよう努力してまいります。
おすすめの本
- なぜ会社は変われないのか 危機突破の風土改革ドラマ(日経ビジネス人文庫) – 柴田昌治 著
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風土改革の教科書的な本です。いくつかの事例のいいとこ取りをしているので、この通りに進めることはなかなか難しいと思いますが、理想像を理解しておく上では極めて重要な本です。
- 「商い」で成功した江戸商人「ビジネス」で苦しむ現代人(Nanaブックス) – 植西 聰 著
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商売の本質を丁寧に記載した著書だと思います。仏教的なことが書かれているので、宗教アレルギーがある方は構えてしまうかもしれませんが、仏教を信じれば商売がうまくいく的な怪しいものではありません。
- 抵抗勢力との向き合い方(日経BP)- 榊巻 亮 著
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プロジェクトを進めていく上で、かならず「アンチ」は存在します。その「アンチ」にも様々なタイプがいます。具体的な解決行動も交えて丁寧に説明されています。クライアントにも勧めますが、タイトル的になかなか社内では読みにくいと言われてしまう本です(笑)。
- ファシリテーション・グラフィック(日本経済新聞出版)- 堀 公俊、加藤 彰 共著
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ファシリテーションをするにあたっての可視化の方法が具体的に書かれています。実践ではこのとおりに進めていくにはかなりの経験が必要だと思いますが、理想的な板書のあり方としてご一読いただくと良いかと思います。
- 社員を「大切にする」から黒字になる。「甘い」から赤字になる(あさ出版)- 近藤 宣之 著
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社員を大切にすることの具体的な行動が書かれています。ここに書かれていることをそのまま実践しても社風によってはうまくいかないと思います。ですが、社員を大切にする一つの方法論が書かれていて、それに対する社長の考え方が丁寧に書かれているので、「自分の会社だったらどうするか?」を考えやすいと思います。
- みをつくし料理帖 全12冊(角川春樹事務所)- 高田 郁 著
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ビジネス書ばかりではなく、時代小説をご紹介します。高田郁さんの本は、時代考証を中心に大変深く研究されていることが伺える素晴らしい時代小説ばかりです。中でも当シリーズは、ドラマ化もされていて著名なものではありますが、主人公が苦境の中で頭を巡らせてキチンと立ち向かっていく姿は、読んでいて思考を巡らす必要性を常に思い返させてもらえます。江戸時代の中期~後期の町人文化の雰囲気の学習にもなります。
- 官僚たちの夏(新潮社)- 城山 三郎 著
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昭和・高度経済成長・官僚。何かと古き悪しき象徴のように言われるワードの集合体ですが、まさにそれらが機能していた時代の話しを官僚視点で書かれています。背景はどうあれ、この時代に日本が急成長を遂げたのは事実で、その原動力ともなった官僚の一つの側面を知る意味でも、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。